自分の体に異変が起こると機器をいろいろ試したくなります。
その場で痛みが軽減する、腫れが落ち着くこともあれば、
返って痛みが増す、全く変化無しってこともあります。
機器選びではまず刺激が強いか弱いのかを考えます。
ボクは痛いところに強い刺激をやりたくない派です。
いくら即効性があるとはいえ、ただでさえ痛いところにガツーン!
とくるような刺激は怖いですよ。
患者さんも同じような方が多いと思います。
痛いところに医療機器を向けられたら、それだけで普通ビビります。
先生は毎日使っていますし、患者さんの反応も知っているので
いつも通りやると思いますが、患者さんのほとんどが物療初体験です。
さて、弱い刺激でも信頼できるのは微弱電流、半導体レーザー、超音波。
半導体レーザーLTU-904Hは患部に接触させなくてもいいので、
酷い腫れでも問題なく使えます。
無感覚なのでリラックスして治療を受けることに集中できます。
今回は娘の母趾MTP関節側副靭帯損傷にレーザーを当てました。
最初は怖がっていましたが、無感覚だとわかると積極的に自分から治療をし始めました。
話をしながら20分くらいやったところ、腫れがちょっと落ち着いたかな?くらいになりました。
次の日見てみると大分腫れは落ち着いていました。
それから整形外科で固定してもらいました。
固定されている間はレーザーは出来ませんでしたが、
治りはかなり早かったと思います。
最新の微弱電流イトーIM-2000(伊藤超短波)も無痛で、しかも即効性があります。
これまで微弱電流というのは粘着パッドを貼り付けて、できるだけ長い時間通電する。
そういう使い方でしたが、これはペン型の導子で積極的に患部を攻めます。
攻めると言っても軽くさする程度で、基本無痛です。
自身の上顆炎で試しましたが、基本何も感じません。
しかし10分後
お、おぉ!おぉぉ!
痛み完全消失!
これはスゴい!
強い刺激で一時的に麻痺させる感じではない!
優しくなでていただけで痛みがなくなってる!
医療はますます低侵襲の方向ですが、物療もここまできましたね!
もう電気ビリビリ!とかいう時代ではないです。
因みに、次の日上顆炎の痛みが戻ってきました。
前より大分ましになっていたので、継続してやっていきます。
イトーIM-2000 & LTU-904H