楽天メディカルが申請していた難治性の一部のがんに対する新療法「光免疫療法」に必要な医療機器、
薬剤の保険適用を決定されました。
2020年12月1日より保険適用での治療が可能となります。
9月にリリースされた楽天メディカルの記事によると
『楽天メディカルジャパン株式会社は、がん細胞を壊死させる新しい局所治療に用いる医薬品「アキャルックス®点滴静注250㎎」について、「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌」を効能・効果として、厚生労働省より製造販売承認を取得したことをお知らせします。本剤と組み合わせて用いる医療機器レーザ装置「BioBlade®レーザシステム」についても、9月2日 (水) に製造販売承認を取得しています。アキャルックス®は、2019年4月に先駆け審査指定制度対象品目の指定を受け、本年3月に条件付き早期承認制度のもと、承認申請を行いました。日本は、製造販売承認を取得した初めての国となります。』
光免疫療法とは、光感作製剤と低出力レーザー光線によるガン治療法。
薬剤を投与し、それが特定のがん細胞に融合し蓄積します。
投与後に低出力レーザー光線を照射することによってがん細胞を破壊します。
低出力レーザー光線によって、薬剤が反応してがん細胞膜を破壊し、細胞外に放出された物質が免疫系を刺激することによって、照射した部位以外(遠隔転移なども)のがん細胞を異物(ターゲット)とみなして攻撃します。
直接的・間接的にがん細胞を特異的に攻撃し、副作用の少ない治療法です。
低出力レーザー光線は、手をかざしてもなにも感じない程度の出力のレーザー光です。
熱や振動は発生せず、患者さんへの負担が少ない特徴があります。
ニットクで販売している半導体レーザー治療器LTU-904Hもこれらの治療で使用される低出力レーザーです。
人や動物の痛み、治癒促進に使われています。
光免疫療法のような最新の治療法でもレーザー光線が体に浸透し、細胞レベルでその効果を発揮することが確認されています。
安全性が高く、副作用のリスクが少ないのも重要なポイント。
今後も低出力レーザーの活躍分野が広がることは間違いありません。
先生もこのレーザーの効果を体感してみませんか。